一句佳日 

一日一句、シンプルに「俳句」を鑑賞して頂くだけのブログです。
その日の自作の一句と、「お気に入りの句」を併載しています。

写真は一部以外、Webから拝借しています。

時雨


一人来て二人で帰るしぐれ傘

季語は「時雨」。時雨とは主に冬の初めにかけて起こる、
一時的な通り雨のことをいう。時雨が、降る天候に変わる
ことを時雨れるともいう。和歌、俳句など文芸に時雨は、
初冬の象徴的な景物として広く取り上げられてきた。俳句の
季語には、その季節の同じような雨の降り方を「秋時雨」、
「春時雨」としてある。
 
夫のあと道玄坂をしぐれ傘   野木桃花 


日向ぼこ


日向ぼこ余生ゆつくり裏返し

原句は、日向ぼこ余生ゆつくり裏返す     
私の先生の先生に見ていただく機会があり「裏返す」を
「裏返し」に添削をしていただいた。お分かりだろうか、
この1文字の添削で、句全体がゆったりとして、余韻まで
生れたように思う。「日溜まりで暖まりながら、来し方を
振り返る平穏な時間。中七、下五の表現がいいと思う。
思い出は「ゆっくり」と裏返したい。」


おしやべりも無口も孤独日向ぼこ  山本小品 


おでん


世渡りの下手な男とおでん酒

季語「おでん」の傍題「おでん酒」他に「おでん屋」など
おでんの季節になってきた。おでんは酒との相性がいい、
良すぎて、おでん屋のイメージは飲み屋になってしまった。
家族連れや、女性が気楽に寄れる食べ物屋になっていない。
飲んべえとしては、何か後ろめたいような気持ちになる・・


木々抜ける風に音ありおでんの灯