一句佳日 

一日一句、シンプルに「俳句」を鑑賞して頂くだけのブログです。
その日の自作の一句と、「お気に入りの句」を併載しています。

写真は一部以外、Webから拝借しています。

阪神忌


悴めるこの手の記憶阪神忌

今日は1995年に起きた阪神淡路大震災の日である。改めて
その資料を読むと、死者6,434人、行方不明者3人、負傷者
43,792人、住宅被害639,686棟、被害総額9兆9,268億円に
なったそうだ。その年に生れた子は今年24才になる。犠牲に
なられた方の追悼の集いや、記憶を伝え風化させないための
数々のイベントが今年も各地で行われる。
わが家も当時たくさんの方に助けて頂いた。改めて感謝・・
 
言の葉の失せし寒さや阪神忌  手塚美佐


日向ぼこ


うたた寝は成仏に似て日向ぼこ

俳句は短いので多くのことが言えない。そのため思ったことが
伝わっているかどうかは、誰かに見てもらわなければならない。
読んでもらい俳句は完成する。読み手というのは、句会の仲間で
あったり先生であったりするわけだが、句によって選ばれる句と
そうでない句がでてくる。しかし、多く選ばれた句がいい句とは
限らず、反対に選ばれなかった句に、佳句があることも多い。
句会で何十人もの参加者からは1点もないが、先生の特選となる
ことなど普通にある。選に入ることもいいが、俳句は「座の文芸」
なのだ。句会等、仲間と切磋琢磨して上手くなることも、愉しむ
こともすればいい。
 
日向ぼこ程よく忘れ過去のこと


小正月


小正月そろりと上る体重計

元日を男正月というのに対して、15日の小正月を女正月ともいう。   
昔の女性は松の内は多忙だったため、15日から年始の回礼を始めた
ので、この日を女正月といった。女性たちは着飾って芝居見物などに
出かけたようで、正月の接客や家事の多忙から解放された女性たちを
ねぎらう意味で、男どもが発案したもう一つの正月のようでもある。
 
とぢ蓋のごとく母座す女正月